LMP

人持ち人生塾通信

LMP人間力磨き経営塾通信12.17

■LMP人間力磨き経営塾通信■ 12/17
[塾長メッセージ]
横井悌一郎(花咲かいっちゃん)
こんにちは。
先週、高知にて「人徳あるリーダーへの道」というテーマで、初めての講演を行いました。
今回は、来年1月12日に開催される日本講演新聞主催講演会のリハーサルとして、以前から親交のある高知の仲間に集まっていただきましたが、想像以上に大きな手応えを感じる時間となりました。

また、第49期LMP人持ち人生塾の修了研修も行いました。
塾生一人ひとりが、この一年で確実に成長し、それぞれの成果を手にしている姿を見ることができ、塾長として本当に嬉しく、誇らしい時間でした。

1.人徳は、日本および日本企業の最大の強み
日本は、古来より「人徳の国」だと私は考えています。
欧米のようにルールやシステムで組織を動かすのではなく、トップに立つ人の人徳によって、人が自ら動いてきた国です。その象徴とも言える存在が、天皇という存在です。

戦後、日本は急速に欧米化し、全てをルールやシステムで動かそうとする風潮が強まりました。
もちろん、それ自体には多くの良い側面があります。しかし、AI時代を迎え、テクノロジーが急速に進化する今だからこそ、私たちはもう一度、「日本人らしさ」「人間らしさ」とは何かを見直す必要があると感じています。

今回の高知での講演では、
「塾長とLMPの背景がよく分かり、ますますファンになった」
「日本人の特色、そして高知人の特色がより理解できた。この良さをもっと活かしたい」
といった声を多くいただきました。
高知は、明るく前向きで、人情味あふれる土地です。
革新期のリーダーである坂本龍馬や吉田茂を輩出した歴史を持ち、挑戦を恐れない気風があります。さらに料理も素晴らしく、私自身、今回の訪問で一層の高知ファンになりました。

2.人間力磨きの最大の成果は「人徳」
LMPは、50年にわたり「人間力磨き」をテーマに活動を続けてきました。
今回、本を書くにあたり、私自身の歩み、先祖の生き方、そしてこれまで影響を受けてきた多くのリーダーたちを改めて振り返りました。その中で、ある共通点が浮かび上がってきました。それが、「人徳あるリーダー」という存在です。
人間力磨きとは、単なるスキルアップではなく、人徳を育むための重要な手段である。
そのことを、改めて深く実感しました。

これからのLMPは、
「人徳を高める」
「人徳あるリーダーの育成」

をメインテーマとして歩んでいきます。
人徳あるリーダーがつくるチームは、明るく、前向きで、温かい社風になります。
チームワークは、信頼関係と協力関係を土台とし、その上で、納得感のあるルールやシステムが機能します。
トップリーダーは、魅力あるビジョンと目標を掲げ、メンバーの自主的な参画によって組織を前進させます。
普段は任せて後方支援に徹し、ここぞという時にはトップ自らが先頭に立ち、リーダーシップを発揮する。

LMPは、塾や企業内研修を通じて、これからもご縁ある皆さんの人間力磨き、人徳づくりを全力でサポートしていきます。

[塾生レポート]
塾長賞を頂いた感想
石井 勝

今年も残りわずかとなり、年末の多忙な時期ではありましたが、2025年最後の人持ち人生塾に多くの塾生が集いました。
会場には肯定志考の言葉が飛び交い、一年の成果を語り合う、温かく前向きな空気が広がっていました。

多くの塾生の成果を聞かせていただき、自分のことのように嬉しく感じました。

そんな中、私は自分の成果として、「人間力磨きを続けたことで、出会いが良くなった」ということを発表しました。
特に、塾長のご縁で出会えた“ポンちゃん”とのエピソードをお話ししました。

ポンちゃんは、世界の過酷なマラソンに挑戦してきた経験を持つ方です。
南アフリカでは、日中に腰へナイフを突きつけられ、お金を要求されるという壮絶な体験をしました。

命を守るためにお金を渡すことも考えたそうですが、それをすれば相手はこの行為をやめないと感じ、「なぜこんなことをするのか」「自分にできることはないのか」と問いかけたそうです。
すると、生まれたばかりの子どもがいて、ミルクとおむつが欲しくてこのような行為に及んだことが分かりました。

ポンちゃんは、その人と一緒にスーパーへ行き、ミルクとおむつをプレゼントしたそうです。

出会いが良くなるとは、人・物・情報が良くなることだと私は思います。
このような素晴らしい人との出会いは、偶然ではなく必然だったと実感しています。

これからも自分の役割を感じながら、塾長のように「進歩無限・進化無限」で歩み続けていきます。