LMP

人持ち人生塾通信

LMP人間力磨き経営塾通信10.1

■LMP人間力磨き経営塾通信 10/1■
[塾長メッセージ]横井悌一郎(花咲かいっちゃん)
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こんにちは。
先週は福岡のヤマニグループで「幸せなチームづくり」(第8回)を行い、皆さんと一緒に「仕事の喜び」「信条」「経営理念」を参加型で創りました。回を重ねるごとに「自分事」として考える姿勢が深まり、ヤマニらしさが鮮明になってきています。
社長からは「我が社にはこんな底力があったのかと感動しました」との声もあり、大きな手応えを感じています。

1. 日本の底力を見直そう
先週、私の人生の基本テーマは「徳づくり」であり、それは日本の根幹テーマでもあるとお話ししました。
1980年、大阪で開催されたJC世界大会。私は総務室長として、国内外から2万人を迎えるこの大イベントの運営を担いました。皇太子殿下(現上皇陛下)をお迎えし、松下幸之助さんと英国のヒース元首相(哲人宰相と呼ばれた人物)の対談をコーディネートしたのも忘れられない経験です。当時は“ジャパン・イズ・ナンバーワン”と称され、日本の勢いが最高潮にあった時代でした。

松下さんはこう語られました。
「日本は今、経済的に繁栄しているが、浮かれていては危うい。昔から“徳の国”と呼ばれてきた日本は、『有徳国家』として世界から認められなければならない。」
これを受けたヒース氏は「まさにその通り。日本には天皇陛下という有徳の象徴がある」と応じ、日本理解の深さを示してくれました。

また、シンポジウムで経済学者ガルブレイス氏はこう語りました。
「日本の繁栄の原点は明治維新の西洋文明導入とされるが、真の土台は江戸時代の寺子屋教育にある。ここで人間力、徳の大切さを学んだことが明治の力になった。」
世界の100年企業の半数が日本にあるのも同じ理由。ここにこそ、日本の底力が息づいているのです。

2. 志の高さと不屈の行動力で道は開ける
最近読んだ『心に折れない刀を持て』(森岡毅著)に強く心を打たれました。森岡氏はUSJを見事に再建した人物。卓越したマーケティング力で名を馳せましたが、その後、投資会社の介入により沖縄テーマパーク構想が頓挫。志を曲げず彼は独立し、新たな仲間とマーケティング会社を立ち上げます。

やがて再び沖縄プロジェクトに挑戦。総事業費700億円、コロナ禍やウクライナ問題など国際情勢の逆風を受けながらも、ついに今年7月「沖縄シャングリア」が始動しました。ジェットコースターのような紆余曲折の実話は、まさに志と不屈の行動力の証です。

志が高ければ協力者が集い、徳の力も働く。私は「徳の底力」+「志の高さ」+「不屈の行動力」が揃えば、日本は必ず再生できると確信します。LMP人間力磨き経営塾は、その先駆けでありたいのです。

[塾生レポート]
「人持ち人生塾9月会に参加して」
株式会社グリーンフラッグ 桂 北斗

皆さん、こんにちは。株式会社グリーンフラッグの桂です。
9月18日(木)、第49期LMP人持ち人生塾9月会が21名の参加で開催されました。
今回は、大阪万博の業務でご多忙だった青木塾頭がご出席され、
横井塾長の快復と合わせて久しぶりに塾長・塾頭・リーダーが揃う、万全の体制で9月会がスタートしました。

そんな9月会では、スペシャルオブザーバーとしてキューテレビの柴田さん、
スペシャル講師として“走る冒険家”の岩元みささん(通称Ponちゃん)がご参加くださいました。
テレビカメラが回る中、塾生の皆さんは緊張感と期待感を抱きながら、会は開会の挨拶で始まりました。

キューテレビの柴田様は、剣山の個人所有者である横井塾長の取材で参加され、
塾の様子を興味深く取材されていました。
テレビ撮影により緊張感が漂う中、
横井塾長のご提案で、まず全塾生がマイクを持って成果発表を行いました。

普段は各テーブルで成果を発表し、代表者がマイクで話しますが、
今回は全員が「この1ヶ月で最も良かった成果」を1分間に凝縮して次々と発表しました。
これにより、会場は一気に活気づき、
笑顔あふれるいつもの人持ち人生塾の雰囲気になっていく様子がとても印象的でした。
柴田さんと同じテーブルだった私は、
会場の盛り上がりに柴田様が感嘆されている様子を拝見し、
「さすが塾長だ」と改めて感じました。

そして、今月の成果発表では、
私が塾長賞を頂戴することができました!
直前に行われた弊社代表・松原による社歌のサプライズ発表のアシストもあっての受賞とのことでしたが、
塾生の諸先輩方が塾長賞を獲得される様子を拝見し、
「いつか私も」と思っていたことが実現でき、大変嬉しく思います。

このような機会を与えてくださった松原とグリーンフラッグのメンバー、
そして、私の発表に熱心に耳を傾けてくださった横井塾長に心より感謝申し上げます。

その後、「グリーンフラッグ社のスタンダード」について、
弊社の佐々木大輔(大ちゃん)がお手本として質問に答える、
質疑応答形式のワークを行いました。
山崎さん、井上さん、金子さんより、それぞれ鋭いご質問がありましたが、
各社でLMP研修のサポーターを務める大ちゃんは、具体的かつシンプルな言葉で回答していました。
塾生の皆さんがスタンダードを作成する重要性への理解を
より一層深める時間になったことと思います。

最後に、スペシャルゲストの岩元みさ様(Ponちゃん)が登壇され、
質疑応答形式でご講話くださいました。
Ponちゃんは日本縦断マラソンの道中にもかかわらず、人持ち人生塾にお越しくださいました。
その事実だけでも凄さが伝わりますが、本当に素晴らしいのはそのご経歴です。
若くしてサハラ砂漠マラソン(237km)を単身で走り抜き、
その後も南極など世界各地の過酷なマラソンに挑戦することで、
「挑戦の意味」を多くの人に伝える活動をされています。
Ponちゃんがエピソードを一つ話されるたびに、
自分の悩みが小さなものに感じられ、挑戦することへの勇気をいただきました。

横井塾長が掲げるLMPの基本習慣を、
Ponちゃんはまさに体現されてきたのだと感じ、習慣の素晴らしいお手本となる方だと思いました。
・感謝無限・可能性無限の肯定思考力=マラソンの挑戦を決心すること
・目的・目標・PDCAの行動力=目標に挑むための準備をすること
・重要感表現・相互信頼の人間関係力=目標に到達するための協力者と出会うこと
・絶対信頼・進歩無限のサムグレ力=目標を達成した喜びを分ち合うこと
Ponちゃんは過酷なマラソンを通じて人間力を高めてこられた稀有な方で、
素敵な笑顔だけでなく、そのお人柄も素晴らしい方でした。

このような素敵な方をお招きくださり、
貴重なお話を聞かせていただいた横井塾長に感謝いたします。
Ponちゃんを見習い、これからも「進歩無限、感謝無限」を継続してまいります。
9月会も、皆様ありがとうございました!